化学物質の毒性を試験するエームステストを説明します。

エームステストって何だ？

ドクター エームスが発見したテストで微生物や細菌を使って変異原性
を調べるテストだって？

化学物質などが細胞の DNA に作用して、その塩基配列に損傷を引
き起こす性質！だって。ウーん、何だか分からない。まあ、損傷とある か
ら人間の細胞に何か異変が起こる事ですかね？つまりこのテストは 化
学物質の人間への安全性をモニターする事ができる？？って事かな。

細胞に異変が起こる、つまりガンみたいなものですね。正確にガン原
性の有無を知るには、人間で実験をやる訳にはいかないから評価に
実験動物を使って２年くらいかかるみたいですね。  そうなると試験に
かかる費用は莫大になりそうだね。また実験動物、 となるとこれも違
う意味の動物愛護などの問題も発生するし．．

さて、もう少し詳細に説明すると私たちの体は十兆個以上の細胞に
よってできているそうです。十兆分の１の細胞には DNA (デオキシリボ
核酸）そう映画にもありましたね、その DNA には現在ではどんなスー
パーコンピュータもかなわないプログラムによってプログラミングデザイン
されて心臓とかその他の内臓、手、頭脳などパーツが十兆分の１の細
胞が増殖して作っているそうです。当然遺伝子などの情報も埋めこま
れますから親から受けついた顔／性格／髪の毛の将来図．．などな
どプログラミングされますね。遺伝だからしょうがない、とか、寿命なども
生まれた時から決定されているから無駄な抵抗はしない、とか言われ
ますね。

DNA はアデニン／チミン／グアニン／シトシンという塩基化合物が糖
（デオキシリボーズ） とリン酸からなるチェーンで長くつながって、よく言わ
れる二重らせん構造になっているそうです。すべての生物が同じ構造
で人でも動物でも植物でも DNA の塩基の並び方、大きさなどが違
うだけの様です。ですから歴史や犯罪、裁判などで人の DNA だけで
なく、他の生物の DNA も話題になりますね。

（見えないもの）、（生命に関係あるメモ）、（DNA)、（核酸？？）、

（DNA鑑定）、（ゲノム解読）、（老い）、（核酸）

さてさて、ここでエームステストつまり変異原の登場です。DNAは神か
ら授かったというか自然の摂理で授かった重要なプログラムですが、こ
れが化学物質など（とは限りません、ストレスなど心の作用も考えら
れます、自分が自分を傷つける．．） が正常なDNAを傷つけ突然変
異を誘発すると細胞が増殖し体のパーツを作る時、誤った情報 （バ
グかな？）が伝達され塩基配列が異常になってしまいます。特にこう
いう突然変異はガン化する確立が高くなるようです。 ガン化するのを
人間の一生で推定する事はできませんが、様々な人生の間に体に
暴露される化学物質が突然変異を誘発するかどうかを動物をつかっ　
確たり人間で認するのでなく細胞レベルでモニターする手法がエーム
ステストです。突然変異を誘発する可能性のあるという事はガン化す
る可能性があるとかなりの確立の高さで予測されます。ガン化以外で
は生殖細胞では今、話題の 内分泌撹乱作用 も予測されますね。
（環境ホルモン）

日常生活ではタバコからの多環芳香化合物、調理する時の焦げに存
在する化合物、ある種の食品を食べると体のなかでできるニトロソアミ
ン．．などが変異原物質と言われています。が、一方では ガンの一番
危ない物質とも言われています。最近では活性酸素が同じような働き
があるとも言われ、ポリフェノールブームにもなっています。

Nelson Laboratory

ガン細胞テスト
 
Ames test
 
Dr Sugimura and Dr Ames
 
食品添加物の変異原性